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16歳の新星・嶋崎珀が「X GAMES」スーパーパイプで銀、重野秀一郎が銅。スコッティ・ジェームスは史上初の大技コンボで金
2026.01.26
米コロラド州アスペンで開催されている「X GAMES」2日目。男子スーパーパイプで初出場の16歳、嶋崎珀が銀メダルを獲得した。銅メダルには重野秀一郎が続く。
今大会は、平野歩夢、戸塚優斗、平野流佳、山田琉聖といった日本ハーフパイプ界を代表するライダーであり、オリンピック代表メンバーは全員が不在。その状況下で、珀の存在感が一気に高まった。
珀は、FSトリプルコーク1440トラックドライバー→CABダブルコーク1260インディ→スイッチBS900インディ→CABダブルコーク1080ミュート→BSアーリーウープ・ロデオ540メロンという、創造性と難易度を兼ね備えたルーティンをクリーンにまとめる。新たな時代を感じさせる滑りだった。
秀一郎もまた、確かな存在感を示した。CABダブルコーク1440ステイルフィッシュ→FSダブルコーク1260インディ→BSダブルコーク1260ステイルフィッシュ→FSダブルコーク1440テール→スイッチBSアーリーウープ・ダブルロデオ720という完成度の高いランで銅メダルを獲得する。あと一歩のところでオリンピック代表を逃した現実を抱えながらも、世界最高峰の舞台で結果を残した。
両者とも、ミラノ・コルティナ五輪には出場しない。さらに、ハーフパイプで世界一高く飛ぶ男、平野海祝もいる。今大会で海祝は、その巨大エアを繰り出した。これらの事実が、日本男子ハーフパイプの層の厚さを示していることは確かだ。
優勝は スコッティ・ジェームス(オーストラリア)。先日の「LAAX OPEN」で初披露したスイッチBSダブルコーク1440を、今大会ではバック・トゥ・バックで投入した。着地でわずかな乱れはあったが、後半のBSダブルコーク1440までつなぎ切る。ハーフパイプ史上初となるこのコンビネーションで、スーパーパイプ5連覇を達成。通算8個目の金メダルは、ショーン・ホワイトに並ぶX GAMES最多記録となった。
日本代表4人はこの舞台に立っていない。だからこそ、彼らはスコッティらの滑りをどう見たのか。ミラノ・コルティナ五輪のハーフパイプ決戦まで、残された時間はわずかだ。世代のうねりと、絶対王者の存在。その両方が、アスペンではっきりと示された。
男子スーパーパイプ結果
1位 スコッティ・ジェームス(オーストラリア)
2位 嶋崎 珀(日本)
3位 重野秀一郎(日本)
8位 平野海祝(日本)
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text: Daisuke Nogami(Chief Editor)
photos: X GAMES




