NEWS
岩渕麗楽がクリエイティブなランでトップ通過。深田茉莉2位、村瀬心椛7位で決勝へ。「LAAX OPEN」スロープスタイル予選
2026.01.17
ミラノ・コルティナ五輪を控えた、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップとして最後の決戦。スイス・ラークスで行われている「LAAX OPEN」は大会2日目を迎え、男女スロープスタイルの予選が行われた。女子は予選トップ10がそのままファイナルへ。出場ライダーの多い男子は2ヒートに分かれ、各ヒート12名ずつが、明日行われるセミファイナルへ進出する。
フォーマットは各ライダーが2本のランを行い、ベストスコアが採用される。風の影響に加え、コース設計的にもスピードが出しづらく、繰り出せるトリックが限られる。そんな声も現地では聞こえてくるコンディションだった。
女子は、岩渕麗楽が1本目で74.73ポイントを叩き出し、トップ通過。ジブセクションでのFS50-50・トゥ・BS180テールオフに始まり、表現力豊かなスイッチBSロデオ・メロン、そしてクリーンなFS900テール。限られたスピードのなかでも、しっかり自身のランを成立させるルーティンが光った。
予選終了後、麗楽はこう話してくれた。
「風の影響とコース設計的にスピードが出しづらいので、繰り出せる技が限られてしまう状況でした。そうしたことを想定していたので、スピードに頼らなくても出せるトリックとしてスイッチBSロデオは準備していました。オリンピック前、最後のスロープスタイルということで、今できるマックスをここで出したうえで表彰台を確実に狙います。そして、オリンピックに向けて弾みをつけたいですね」
2位には深田茉莉。ジャンプセクションでスイッチBS900ミュートを決め、最後のナックルではハーフCAB・トゥ・フロントフリップまで組み込んだ。7位には村瀬心椛が入り、3連ジャンプでFSダブルコーク900トラックドライバー→CAB900インディ→BS900ミュートを成功させるも、「完成度が低かった」と予選終了後のインタビューで口にしていた。両名とも、現地時間1月18日(日)に行われるファイナルへコマを進めている。
鬼塚雅と鈴木萌々は惜しくも予選敗退。なお、この結果を受けて、麗楽は3大会連続、心椛は2大会連続、茉莉と萌々は初となるオリンピック出場が確実となった。
男子は、ヒート1で長谷川帝勝が6位で通過。ヒート2では木俣椋真が2位、木村葵来が3位、木村悠斗が10位でセミファイナル進出を決めた。ヒート1の荻原大翔、ヒート2に宮村結斗は予選で涙を呑んだ。
特筆すべきは椋真の2本目だ。1本目にジブセクションでミスし、後がない状況。ジャンプセクションではBS1620などをうまくつなぎ、最後のナックルではBS180バター・トゥ・CAB720というクリエイティブなトリックまで持ち込み、90.5ポイントを記録した。スー・イーミン(中国)とオイヴィンド・カークフス(ノルウェー)という、それぞれのヒートをトップで通過したふたりに次ぐハイスコアだった。
冒頭で述べたとおり、男子は明日セミファイナルが行われる。日本人ライダーたちの躍進に期待したい。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)
photo: FIS SNOWBOARDING




