BACKSIDE (バックサイド)

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戸塚優斗は今季初V、小野光希が2年ぶりW杯優勝。重野秀一郎2位、冨田せな3位と日本勢が五輪へ向けて加速

2026.01.10

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アメリカ・コロラド州アスペンで行われたFIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップ(以下、W杯)ハーフパイプ第4戦は、日本勢が改めて強さを示した。女子は小野光希、男子は戸塚優斗がそれぞれ優勝。ミラノ・コルティナ五輪開幕まで30日を切るタイミングで、日本チームはメダルラッシュに向けて確かな手応えをつかんだ。
 
女子は、トップ6のうち5人が日本人という好成績を収めた。光希は1本目から91ポイントをマークし、そのまま頂点まで駆け上がる。完成度の高いFS900テールグラブに始まり、BS540ミュート→FS720トラックドライバー→CAB900メロン→スイッチBS540ミュートという美しいランだった。


光希にとってW杯優勝は、2024年2月のカルガリー以来、2年ぶり。本人も「2年ぶりなので本当にうれしい。まだ信じられない」と言葉を残し、支えてくれた人への感謝を口にした。通算7勝目となり、ここまで積み上げてきたキャリアの重みを物語っている。
 
2位にはアメリカのマデリーン・シャフリックが入り、女子トップ6で唯一の海外勢となった。3位は冨田せな。今シーズンはクリスマス直前のカッパーマウンテン大会で2位に続く2度目の表彰台。4位に工藤璃星、5位に大橋空奈、6位に冨田るきとなり、日本人ライダーたちが大きすぎる存在感を示した。

男子もまた、日本勢がワンツーフィニッシュを含む上位戦線を牽引した。優斗は1本目で叩き出した90.5ポイントが決め手となり、今季初優勝。スイッチBS1260ミュート→CABダブルコーク1440インディ→FSダブルコーク1260テール→BSダブルコーク1260ミュート、最後にFSダブルコーク1440インディというルーティン。優斗は「今シーズンはいつも2位だった。勝ててうれしい。すごくうれしい」と大会直後、現地のインタビューで率直に語っていた。

2位には重野秀一郎がわずか0.5ポイント差の90点で続く。W杯3度目となる表彰台を射止めた。さらに、平野流佳が5位、山田琉聖が6位に入り、男子トップ6のうち4人を日本勢が占めた。2018年12月から続いていた男子W杯での日本勢がトップ3に入る30大会連続記録は前回大会のカルガリーでストップしたが、アスペンで日本が表彰台に戻ってきた。

W杯は残すところ、オリンピック前とすれば1戦。次戦となる第5戦は1月15日(木)からスイス・ラークスで開催される。いよいよオリンピックへ向けた最終局面。筆者は現地に乗り込み、日本代表が決定する伝統の一戦を見届ける予定だ。
 
女子結果
1位 小野光希(日本)
2位 マデリーン・シャフリック(アメリカ)
3位 冨田せな(日本)
4位 工藤璃星(日本)
5位 大橋空奈(日本)
6位 冨田るき(日本)
全結果はこちら
 
男子結果
1位 戸塚優斗(日本)
2位 重野秀一郎(日本)
3位 アレッサンドロ・バルビエリ(アメリカ)
5位 平野流佳(日本)
6位 山田琉聖(日本)
14位 平野海祝(日本)
20位 村上広之輔(日本)
全結果はこちら

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)
photo: FIS SNOWBOARDING

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