BACKSIDE (バックサイド)

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空中で織りなされる世界最高峰の創造的バトルがニセコへ。「SWATCH NINES 2026」の日程が確定

2025.10.22

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世界中のトップアスリートや映像クリエイターが集い、滑りの可能性を押し広げてきたプロジェクト 「SWATCH NINES」。その最新章が、ついに北海道で開催される。日程は2026年4月6日(月)〜11日(土)で、会場はニセコ東急 グラン・ヒラフ。SNSを軸として独自の進化を遂げてきたイベントが、初めてアジアの地へ渡ってくる。
このイベントの最大の特徴は、徹底したライダー視点のコース設計にある。トリックありきではなく、ラインのイメージやアプローチの感覚から形状が決まるため、クリエイティブな発想がそのまま雪の造形物となる。今年も世界のトップライダーたちがワークショップを行い、日本からは平野海祝が参加予定。近年のNINESで象徴的となった“スケートボード的エッセンス”や“マルチスポーツ融合”の設計思想は、ニセコという新しい環境でさらに発展しそうだ。
イベントがニセコで行われる意味も大きい。パウダーの聖地として認知されてきたこのエリアは、これを機に“パーク”という文脈でも世界の視線を集めることになる。主催側はニセコを「新しい遊び場」と位置づけ、羊蹄山を象徴としたロケーションを活かしながら、次のムーブメントを生み出す土壌として期待を寄せている。
SNS時代におけるNINESの存在感は、すでに確立されている。圧倒的な映像美とラインどりの創造性によって、映像は累計で数十億回再生されてきた。競技シーンが高度化を続けるいっぽうで、NINESは“魅せるライディング”の価値そのものを再定義してきた場でもある。そして今回は、一般観覧可能なパブリックデーや地域交流企画も計画されており、ニセコのスノーカルチャー発信においても大きな役割を持つことになりそうだ。
参加ライダーの発表は今後、順次予定されている。BACKSIDEでは引き続き続報を追っていく。

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