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利尻山に続き、旭岳と羊蹄山が白く染まる。北海道に冬の気配
2025.10.10
今月7日に利尻山で、そして9日には旭岳と羊蹄山で今季初の冠雪が確認された。いよいよ、雪の便りが北の大地から届きはじめた。
旭川地方気象台によると、旭岳(標高2,291m)は8日夜から氷点下に冷え込み、9日朝、山頂付近で冠雪が確認された。平年より14日遅く、昨年より11日早い観測である。道内最高峰の頂が白く染まったことで、季節の歩みがまたひとつ進んだことを実感する。
同じく9日、羊蹄山(標高1,898m)でも倶知安町が初冠雪を観測。昨年より11日早く、平年より5日遅い。寒冷前線の通過に伴って道内の気温が一気に下がり、標高の高いエリアでは雨が雪へと変わった。
この時期、北海道の空気にはすでに冬の香りが混じる。冠雪を見上げるだけで、ボードを引っ張り出したくなるスノーボーダーも多いだろう。そろそろシーズンに向けて、ギアもフィジカルも準備を整えたい。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)