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世界初の6.5回転男・荻原大翔が3歳から滑る原点のネコマ マウンテンとパートナー契約
2025.10.09
昨シーズンの「X GAMES」で世界初となるBS2340を成功させた荻原大翔が、3歳から通うホームゲレンデ・星野リゾート ネコマ マウンテンとスポンサー契約を締結した。契約期間は2025年10月からの5年間。コンペティターとしてさらなる高みを目指す傍ら、福島からスノーボードの魅力を発信していく。
ネコマ マウンテン(旧アルツ磐梯・猫魔)は、1990年代から多くの大会を通じて“スノーボーダーの聖地”として知られてきた。現在も世界大会の運営経験を持つスタッフが常駐し、国内屈指のパーククオリティを誇る。大翔にとってこの雪山は、ターンを覚えた場所であり、初めての公式戦に挑んだ“実家”のような存在である。
「ターンを覚えたのも、初めての公式大会も、世界最年少や世界初のトリックも、すべてネコマ マウンテンでの出来事」と本人は語る。弊ウェブマガジンでは大翔の偉業を幼少期から取り上げてきたが、ネコマ マウンテンで撮影された映像がほとんどだった。ホームマウンテンでの体験が、世界へ挑む原動力となっていることは間違いない。

少年時代にネコマ マウンテンで練習に明け暮れていたときのヒトコマ
今回の契約を通じてネコマ マウンテンは、世界レベルのパーク造成を軸に、大翔とともに新たな展開を目指す。今後は、ライダーとファンをつなぐイベントも予定されており、福島発のスノーボードシーンをより多角的に広げていく考えだ。

ネコマ マウンテンに行けば、世界トップクラスのビッグエアが拝めるかも
「世界へ羽ばたく次世代アスリートを、ホームゲレンデからサポート」──その言葉どおり、ネコママウンテンは荻原大翔という象徴を通じて、日本の雪山の未来を育もうとしている。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)