BACKSIDE (バックサイド)

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「SWATCH NINES」がニセコにやってくる。世界が注目する“魅せる雪上アート”がニセコ東急グラン・ヒラフで開催

2025.08.25

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勝敗ではなく、創造力と表現力で世界を魅了してきた異色のイベント「SWATCH NINES」。その舞台がついに、北海道・ニセコ東急 グラン・ヒラフに決まった。2026年4月、そして2028年にも開催が予定されており、アジア初開催となるこのニュースは、世界中のスノーシーンに大きな衝撃を与えている。
SWATCH NINESの最大の魅力は、競技の枠を超えた“自由さ”にある。巨大な雪上アートと化した特設コースを舞台に、世界最高峰のスノーボーダーやスキーヤーたちが限界を押し広げるトリックを披露する。そこで生まれるのは勝敗ではなく、観る者を圧倒する映像美と、滑り手たちの創造性が交わる唯一無二のカルチャーだ。
「日本の深いスノー文化、豊かな伝統、そして素晴らしい自然美は、NINESの新たな章に理想的な舞台だ」と、イベント主催団体であるThe Nines AGのCEO、ニコ・ザセックは語る。ニセコの象徴である羊蹄山を背景にした巨大で美しいアイテムたちは、世界中のライダーやクリエイターの創造力を刺激し、これまでヨーロッパで築かれてきたNINESの世界観をさらに進化させるだろう。
SNSでの累計再生数は数十億回を超え、Z世代からミレニアル世代まで熱狂的な支持を集める本イベント。世界中の視線が集まるなか、オリンピックを終えたばかりのトップライダーたちが魅せるためのライディングを繰り広げるステージとして、ニセコが選ばれた。JAPOWだけでなくパークにも世界中から熱視線が注がれることになる。
地域にとっても、この開催は大きな意味を持つ。期間中には一般観覧可能なパブリックデーが設けられるほか、アスリートと地元住民が交流できるイベントも企画中だという。ニセコのスノーカルチャーをさらに深く、世界に発信する絶好の機会となる。
弊ウェブマガジンではこれまで、SWATCH NINESが提示する「スノーボードの未来」を追い続けてきた。今度はその熱狂が、北の大地から発信される。年末には参加ライダーの発表も予定されており、2026年4月に向けて、すでに物語は動き出した。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

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