日本が酷暑に包まれるいっぽう、オーストラリアのマウントブラーでは先週末、まるで日本の豪雪地帯を彷彿とさせるような異例の光景が広がった。公式Instagramには、深雪に埋もれたチェアリフトと、それを掘り出すスタッフたちの様子が投稿されている。
マウントブラーの投稿を見てみると、最大風速は200km/hにも達し、21cmの新雪も観測。その後も降雪は続いたとされる。「This is not Japan（ここは日本じゃない）」というキャプションが添えられているとおり、オーストラリアのスノーリゾートといえば乾いたハードパックという印象が強い。しかし、この日のマウントブラーは、まるで本州の日本海側エリアのような空気をまとっていた。
異常気象の背景には複雑な要因があるにせよ、これもまた自然が見せるひとつの表情。この“まさか”の風景は、南半球の雪山に対する見方を少し変えるのかもしれない。