BACKSIDE (バックサイド)

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マイケル・ジョーダンとともに滑る男。ゼブ・パウエル、JORDAN BRANDの40周年イベントで存在感

2025.07.16

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スノーボーダーとして唯一無二の存在──ゼブ・パウエルがJORDAN BRANDの40周年を祝う「BOARD OF GREATNESS MEETING」に参加するため、ギリシャを訪れた。
集まったのは、NBAのルカ・ドンチッチ、NFLのジェイレン・ハーツ、WNBAのマヤ・ムーア、BMXのナイジェル・シルヴェスターら、ジャンプマンの歴史を刻んできた名だたるアスリートたちだ。その集合写真の中心、マイケル・ジョーダンのすぐ右隣に立っているのが、ゼブだった。
イベントは、ブランドの未来をともに考えるというコンセプトのもとに行われた。SNSには、ジャンルの垣根を越えたトップアスリートたちと交流している姿が投稿され、ゼブの存在がスノーボードカルチャーだけに収まらないことを証明している。
ゼブは今年4月、JORDAN BRANDと正式契約。スノーボーダーとしての契約はブランド史上初だった。
「X GAMES」のナックルハックではジャンプマンロゴのステッカーを貼ったボードで妙技を披露し、「RED BULL HEAVY METAL」では胸元にロゴのペンダントをあしらっていた。契約を発表した際、SNSに投稿したキャプションは「Sliding with @Jumpman23」のみ。それが、彼のスタンスを物語っていた。結果や肩書きではなく、自分の滑りで語るという意思表明でもあったのだろう。
その滑りは、かつてジョーダンが体現してきた“個の強さ”と重なる。型にはまらない、でも一本芯の通ったスタイル。アメリカ・ノースカロライナ州という共通のルーツを持つふたりが、今こうして同じ未来を語ろうとしている。
ゼブ・パウエルという存在が、スノーボードにとって何をもたらすのか。それは、型にとらわれない自由な滑りであり、ストリートと雪山をつなぐで未来である。そして、多様なルーツや背景を持つ次世代に向けた新しい可能性そのものだ。
 

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