BACKSIDE (バックサイド)

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日本フリースタイル史の“記憶”が一冊に。REF 25周年カルチャーブック制作プロジェクト始動

2025.07.12

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「日本人スノーボーダーのムービースターを誕生させたい」

1999年、この言葉をスローガンに掲げて活動をスタートしたフィルムプロダクションがRED EYES’ FILM(REF)だった。田原ライオ、中井孝治、國母和宏──名前を挙げるだけで、日本のフリースタイル史が頭に浮かび上がる。
時代は流れ、2024年秋。REFは25周年を迎えた節目に映画『RECCA』を完成させた。国内の劇場で上映されたその作品は、ムービーという表現を通じて、脈々と受け継がれてきた日本のスノーボードカルチャーそのものを凝縮した内容だった。
そして2025年夏。
REFは『RECCA』のDVDと写真を融合させたカルチャーブックの制作を発表。併せて、クラウドファンディングを本日スタートした。本書は、映像だけでは伝えきれない日本フリースタイル史の空気感を、写真とテキストで記録する一冊となる。
掲載されるのは、REFのレンズとともにシーンの軌跡を歩んできたライダーたちの姿だ。世界にナメられまいと奮闘した田原ライオ。そのライオとともにフリースタイル草創期を支えた多くのライダーたち。日本フリースタイル史を塗り替えていった中井孝治。そして、単身で世界へと乗り込みトップにまで登り詰めた國母和宏。彼らが、大久保勇利を筆頭とした次世代ライダーたちへと託していったものとは。
また、本カルチャーブックの編集には「DIGGIN’ MAGAZINE」編集長のDie Goと、弊誌メディア編集長である筆者も参加。DIGGIN’ MAGAZINEにも携わるAOCKYがアートディレクターを務める。プロデューサーはREFの渋谷祐仁。日本のスノーボードカルチャーに深く関わってきたクリエイターたちが、それぞれの視点からREFの25年に光を当てる。
REFが記録してきたのは、ジャンプの難易度や点数ではない。滑り手の“背中”であり、時代の“熱量”であり、カルチャーの“手触り感”だった。
その“記憶”を、これからの時代に残すためのクラウドファンディング。詳細はこちらのREF公式サイトをチェックせよ。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

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