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真夏の首都圏に“天然雪”の遊び場が出現。「雪でアソビナ」が今年も海老名駅前で開催
2025.06.18
首都圏の子供たちにとって、雪はどんどん遠い存在になりつつある。そんな時代に、“雪の記憶”を届けるイベントが今年もやってくる。神奈川・海老名駅前に、真夏の一日だけ“雪の広場”が出現。それが「雪でアソビナ」だ。
11年目を迎える本イベントでは、新潟・長岡の南東部に位置する山古志から、約40トンもの天然雪が「ららぽーと海老名」の隣接広場に運び込まれる。雪だるまづくりや特設スロープでのソリ滑りなど、駅前が一日限定の“雪のテーマパーク”と化す。都市部では雪遊びが希少体験になり、ゲレンデでは雪が“資源”として守られるべきものになったいま、雪でアソビナは、雪と触れあうことの価値を再確認する場でもある。
特筆すべきは、イベントの背景にある“利雪”の思想だ。かつては除雪の厄介者として扱われていた山古志の雪は、今では電力を使わない古来の知恵「雪室(ゆきむろ)」を活用して夏まで保管されている。

日本有数の豪雪地帯に降った混じりっけなしのキレイな雪
そして250kmの旅を経て、首都圏の子供たちの笑顔を生む資源へと生まれ変わるのだ。まさに「雪を捨てずに活かす」発想が、持続可能な社会づくりと結びついている。
雪でアソビナは、子供たちにとってウィンタースポーツへの第一歩となるのかもしれない。

「ららぽーと海老名 presents 雪でアソビナ」概要
▷日時: 2025年7月26日(土)10:00〜16:00 ※荒天中止
▷料金: 入場無料
▷会場: 海老名駅西口中心広場