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南半球のシーズン本格化へ。オーストラリアの主要ゲレンデが今週末に始動
2025.06.05
北半球のスノーシーズンがフェードアウトしていくなかで、南半球のスノーボーダーたちは心を躍らせているに違いない。オーストラリアの冬が、6月9日(月)の祝日「キングズバースデー」を含む3連休に合わせて、本格始動するからだ。
現地時間の6月7日(土)、主要スノーリゾートであるスレドボとマウントブラーが、今シーズンの営業を開始する予定となっている。いずれも人工降雪機を駆使してコンディションを整えたうえでの、限定的な滑走エリアでのオープンにはなるが、コースの一部やパークが稼働する見込みだ。すでにライディングに十分な積雪が整っている映像も、SNS上に公開されている。
マウントブラーでは、初級者向けコースが滑走可能となり、オープニングに合わせてライブミュージックや花火といった各種アクティビティも展開される。いっぽうでスレドボでも、ファミリー向けエリアでの滑走と、簡易的なパークの設置がアナウンスされている。
そのほか、ペリッシャーやマウントホッサム、フォールズクリークといったリゾートも同日オープンを予定しており、気象条件が整い次第、稼働するリフトやコースの詳細が発表される見通しである。
昨シーズンは暖冬の影響により、オーストラリアのスノーリゾートは想定よりも早く営業終了を余儀なくされた経緯がある。今シーズンこそは安定した降雪と気温に恵まれることを願いつつ、現地は慎重に初滑りの週末を迎えようとしている。
日本人スノーボーダーにとっても、これからの数ヶ月間は“滑れる地球の裏側”に目を向ける季節となる。来年2月に開催されるミラノ・コルティナ五輪に向けて、南半球でトレーニングを積むコンペティターも少なくないはずだ。実際に滑りに向かう人も、そうでない人も、オーストラリアを含む南半球の情報をチェックせよ。