BACKSIDE (バックサイド)

BACKSIDE (バックサイド)

https://backside.jp/news-1576/
40304

NEWS

世界一“カッコいい女”を決める大会で高森日葵が2位に。「UNINVITED INVITATIONAL」リキャップ動画

2025.04.15

  • facebook
  • twitter
  • google

世界一“カッコいい女”を決める、女性による女性のためのコンテスト「UNINVITED INVITATIONAL」で、日本人の若きガールズライダーたちが躍動。17歳の高森日葵が2位に、13歳の坂本妃菜乃が新人賞に輝いた。
 
アメリカ時間の4月10日、ユタ州に位置する「WOODWARD PARK CITY」に、20カ国から集まった75名のライダーたちが一堂に会し、2日間にわたって予選を実施。12日の決勝には、その中から選ばれた25名のライダーが進出し、賞金総額60,000ドル(約861万円)をかけたトリックバトルが繰り広げられた。
 
映像内では、ケイティ・クックがヘッドジャッジの視点から「完成度」「リスク」「技の大きさ」「コースの使い方」を総合的に評価する旨をコメント。また、ジャッジのひとりであるルイーフ・パラディスは、「すべてのアイテムでソリッドなトリックを決めたうえで、誰もやっていないような熱いトリックを重視する」と語る。あらゆるアイテムにアジャストできるスキルは前提であり、いかに個性を美しく発揮できるかが勝敗を分けるポイントとなる。
 
日葵は、コーピングウォールでのBSリップスライド270オフや、本ムービーのコンテストパート冒頭を飾ったダブルダウンのキンクレールでのBSテールブラント270オフなど、圧倒的に“乗れている”ライディングを披露。妃菜乃もコーピングウォールでのFSテールスライド450オフをメイクするなど、その存在感を世界に知らしめた。
 
このイベントの存在意義にも、最後に触れておきたい。2017年、今なお世界中のガールズライダーたちを牽引し続けているジェス・キムラがムービープロジェクト『THE UNINVITED』を立ち上げた。当時、彼女が主戦場としていたバックカントリーやストリート撮影の現場で、メンズライダーたちと対等に扱われない現実を皮肉って、“UNINVITED(招かれざる者)”というタイトルが冠されたのだ。
 
そして2023年からは、ムービーではなく大会としての展開がスタート。今年で3年目を迎える今大会は、初年度の賞金総額40,000ドルから大きく増額されており、本イベントが確実に成長を遂げていることがうかがえる。
 
映像作品『THE UNINVITED』にはベテランの高橋博美や、Miyonこと山口美英らが出演。その2作目となる『THE UNINVITED Ⅱ』のオープニングを飾った日葵は、現在ではガールズシーンの中心的存在にまで成長を遂げた。そして今、その日葵の背中を追いかけるように、13歳の妃菜乃が急速に進化を遂げている。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

RECOMMENDED POSTS