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UNIONとBURTONがパートナーシップ締結。UNION ATLAS STEP ONが2025年1月発売
2024.11.14
UNION BINDING COMPANY(ユニオン バインディング カンパニー)とBURTON(バートン)は、次世代バインディングシステム「STEP ON」を業界の新たなスタンダードとして確立し、広く普及させていくためにパートナーシップを締結。2025年1月より、一部のUNION取扱店にて限定版のUNION ATLAS STEP ONが発売される。
周知の事実だろうが、STEP ONは従来のストラップを廃し、ブーツをワンタッチでバインディングに装着できる独自のシステム。BURTONの創設者であるジェイク・バートンの「スノーボードをもっと簡単に楽しめるようにしたい」という願いを実現するために2016年に初お披露目され、2017年に正式リリースされた。これまでに進化し続け、今や多くのスノーボーダーがそのパフォーマンスを体験している。
バインディングのトップブランドとして人気の高いUNIONは、STEP ONの革新的な性能・耐久性・快適さに早くから注目していた。2021年に両社は初めてプロトタイプの開発に合意し、2023年には互いの本社を訪問し合いながら、さらなる革新を目指す戦略的なパートナーシップを正式に締結した。
UNIONのCEO兼ゼネラルマネージャー、マルティーノ・フマガリ氏は次のようにコメントしている。
「この業界への恩返しをしたいという思いの中で、これ以上の貢献はないプロジェクトであると思っています。BURTONとのパートナーシップにおいては、単なるひとつの商品開発にとどまらず、STEP ONが持つあらゆる可能性を進化させたいと思っています。今、まさにスタートラインに立ち、これから全員でそれを達成していくことにワクワクしています」
また、両社はお互いの特徴を最大限に活かしつつ、STEP ONの接続部分だけを共通化することで最高の設計を実現した。その結果、UNION ATLAS STEP ONが誕生したのだ。
BURTONのCPOであるクリス・カニンガム氏は、「今回のパートナーシップが実現し、UNIONチームを STEP ONファミリーに迎え入れることができて、大変喜ばしく、興奮しています。このプロジェクトがこれまでにない独創性を発しているのは、スノーボードバインディングの開発においてお互いが深く長い進化の歴史を持ち、それを推し進めてきた大きな情熱をお互いが持ち合わせているからだと思っています」と述べている。
STEP ONのパートナーシップにおいては、パートナーがその規格に基づいて独自に製品を開発できるようにすることで、生産からサポートまでを強化することが可能になっている。結果、ディーラーから小売店に至るまで販売面での連携もスムースになり、結果、多くのスノーボーダーにそのパフォーマンスを届けることが可能になるのだ。
「我々はバインディングとブーツの接続部分において、共有のテクノロジーを採用しています。競争ではなく協力することで、さらなるイノベーションに注力することができ、結果としてより多くのスノーボーダーにそのパフォーマンスを提供することができます」とカニンガム氏は語る。
STEP ONは、スノーボードの未来を変える革新技術と言って過言ではない。ブーツとバインディングの装着が簡単かつ確実に行えるため、これからさらに多くの人々がスノーボードを手軽に楽しめるようになるだろう。同時にプロスノーボーダーが望む高い要求にも応えられるよう、パフォーマンス面でも妥協はない。
それを証明するように、UNIONチームライダーのギギ・ラフは次のようにコメントを寄せる。
「アルミニウムのヒールカップと、ユニークで洗練されたハイバックのデザインがすぐ目に留まりました。レスポンスとプレッシャーを実際にテストするためにカービングに集中してみると、このセットアップがすぐに馴染みました。私が興奮していることを息子に話したら、自分も一足ほしいと言われてしまいました」
UNION ATLAS STEP ONの第2弾リリースは2025年秋を予定しており、新色の登場が期待されている。また、2026年にはメンズ・ウィメンズ全サイズをカバーするラインナップも開発中で、全STEP ONバインディングはBURTON、NITRO SNOWBOARDS(ナイトロ スノーボード)、DC SHOES(ディーシーシューズ)が展開する既存のSTEP ONブーツとの互換性がある。
UNIONファンにかぎらず、全スノーボーダーが見逃せないビッグニュースだ。