BACKSIDE (バックサイド)

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北海道並みのドライスノーを誇る川場が人工降雪機に2億円投資。盤石の体制で35周年を迎える

2024.09.28

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弊ウェブマガジンでもおなじみの群馬・川場スキー場は今シーズン、35周年を迎える。関東とは思えない北海道並みのドライパウダースノーが降り積もるわけだが、標高1,870mという人工降雪環境の優位性を最大限に活かすため、総額2億円の投資を行った。人工降雪機を新たに6基追加したことにより、自然地形に恵まれた3.3kmに及ぶスロープを12月中旬にはトップ・トゥ・ボトムで滑れるようにすることを目指す。
今回導入されるのはスーパーポールキャットタワータイプで、高さ6m(標準タイプ)のタワーから降雪することで長い滞空時間と高い冷却効果が得られるため、良質な雪を大量に造ることができる。オシレーター(首振り装置)により人工雪を広範囲に降らせることができ、降雪終了後のゲレンデ整備も容易となり、圧雪車の負担を軽減。さらに、降雪機の重油消費量を従来よりも22%減らし、二酸化炭素排出量の削減にも成功した。
ラニーニャ現象が発生する確率が高まっていることから、24-25シーズンの好スタートへの期待が高まるわけだが、全19基の人工降雪機を有する川場は、たとえ暖冬になったとしても自然雪を待たずして、良質なコンディションを担保できることになる。盤石の体制で35周年を迎えるわけだ。
その川場では10月1日(火)から、早割リフト1日券と早割シーズン券の発売を開始する。販売期間は同日0時から11月30日(土)の23時59分までとなっており、発行枚数の制限はない。気になるお値段は、大人の通常料金が5,900円(平日)と6,200円(休日)のところ、ともに4,500円。早割シーズン券は、大人の通常料金が60,000円のところ53,000円、子供の通常料金が37,000円のところ33,000円での販売となる。
シーズン券を保有する特典としては、駐車場が全日無料になり、同行者のリフト券割引のサービスなどがあり、また、35周年を記念した様々なコンテンツが用意されている。詳細は川場の公式ホームページでチェックしてほしい。

photos: Snow Systems

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