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大塚健・平野歩夢・相澤亮の存在感。世界中が注目する日本人のクリエイティビティ
2024.09.27
アメリカを代表するスノーボード専門メディア「SLUSH THE MAGAZINE」をご存知だろうか。1980年代から続いている「SNOWBOARDER」の元編集長であるパット・ブリッジーズが2021年に立ち上げたメディアである。
パットは30年近くに渡りスノーボードシーンを見てきた重要人物で、人気ポッドキャスト「THE BOMB HOLE」に彼が出演した際の紹介文には“スノーボードの百科事典”と称されている。スノーボード業界のご意見番であるパット率いるメディアだけに、その信頼は厚い。
そうしたメディアがこの夏、南半球で繰り出されたライダーたちのパフォーマンスをInstagramでピックアップしているのだが、ライディングで取り上げられた6人中3人が日本人ライダーだった。ナショナルチームから退きネクストフェーズへと突き進む大塚健、ミラノ・コルティナ五輪でハーフパイプ2連覇を目論む平野歩夢、そして、創造性あふれる滑りが世界的に評価されている相澤亮の3人だ。
コンテストで上位に名を連ねるよりも、スケートボードに出自を持つフリースタイルスノーボーディングの本場で育ってきたエディターたちのお眼鏡に適うほうが、よほど難しいのかもしれない。日本のフリースタイルシーンを牽引する彼らのライディングスタイル、しかと目に焼きつけよ。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)