弊メディアが運営する一般スノーボーダーのコミュニティ「BACKSIDE CREW」によるセッションイベント「BACKSIDE SESSION」を今年3月、FLUX（フラックス）とのコラボレートにより群馬・川場で行った際、とんでもないスペシャルゲストが登場してSNSで話題を呼んでいたので、感度が高く勘の鋭いスノーボーダーはお気づきだったかもしれない。“スノーボードの神”と称されるリビングレジェンド、テリエ・ハーカンセンは現在、FLUXを愛用しているのだが、8月15日、同ブランドの開発力強化と世界シェア拡大に貢献するべく、バインディング＆ブーツにおける開発アドバイザリー契約を締結した。
「FLUXはすでにスノーボード界で長い歴史を持ち、そのバインディングはよく知られています。ですから、私はブーツとバインディングでより快適でよりよいライディング体験を提供できるようなディテールを追求し、進歩を続けていくのがとても楽しみです」と、テリエはFLUXと関わっていく姿勢について話している。
1992年、“日本人の足に合う最高のバインディング”を作るべく産声をあげたFLUX。現在は世界中で展開するグローバルブランドにまで成長を遂げた。そのFLUXが30年以上に渡り蓄積してきたノウハウと、同じく30年以上に渡ってライダー活動を続けているテリエの知見が掛け合わされば、FLUXだけでなくスノーボードシーンに革命をもたらすことだろう。
 

想像を絶するほどのスピード感が伝わってくるテリエのライン

 
「（前略）1992年からギア作りで培った私たちの技術と、テリエ氏のライディング体験が合わさり、シナジー効果によって生まれる新たなギアを楽しみにしています。今後、ライダーとスノーボードシーン全体の発展に寄与できることを願っています」
FLUX創立時からの中心人物であり同社役員の打江佳典氏は、このようにコメントを残している。これからFLUXが歩んでいく未来に、期待せずにはいられない。

photos: Tsutomu Endo