NEWS
W杯開幕戦スロープスタイルで村瀬心椛が優勝。昨シーズンから同種目3大会連続表彰台獲得
2024.09.02
新型コロナウイルスのパンデミックにより一時休止となり、2019年8月に行われたビッグエア種目以来5年ぶりの開催となった、南半球はニュージーランド・カードローナでのFIS(国際スキー・スノーボード連盟)主催のワールドカップ(以下、W杯)開幕戦。スロープスタイル種目の初戦として8月31日に予選が行われ、9月1日に決勝が開催される予定だったが強風のため翌日2日に延期された。しかし、本日も風がやむことはなく決勝は中止となり、予選の順位がリザルトに。男子はキャメロン・スポルディング(カナダ)が、女子は村瀬心椛がそれぞれ優勝を飾った。心椛は23-24シーズン後半のフランス・ティーニュ大会1位、スイス・シルヴァプラーナ大会2位に続いて、同種目3大会連続表彰台を射止めた。
予選から強風に悩まされるコンディションだった。その予選で心椛は2本目、BSボードスライド270プレッツェルオフ→CAB270オン270オフ→FSボードスライド270ウェドルオフ→BS900テール→CAB540ウェドル→FS1080トラックドライバーを決めて78.1ポイントをマーク。もちろん、ファイナルに向けてトリックは温存していたのだろうが、タフなコンディションの下でほかのライダーたちのトリックチョイスを鑑みると、図抜けたランだったと言える。2位のミア・ブルックス(イギリス)に6.45ポイントの差をつけての予選トップ通過だった。ほかの日本人ライダーは、岩渕麗楽が4位、深田茉莉が7位でフィニッシュ。
日本人男子は、長谷川帝勝や荻原大翔ら7名がエントリーしていたが、木村葵来のみが決勝進出を果たして5位という結果に。コンディションに苦しめられ、思うような結果を残すことができなかった。
女子結果
1位 村瀬心椛(日本)
2位 ミア・ブルックス(イギリス)
3位 レベッカ・フリン(アメリカ)
4位 岩渕麗楽(日本)
7位 深田茉莉(日本)
9位 村瀬由徠(日本)
12位 鬼塚 雅(日本)
全結果はこちら
男子結果
1位 キャメロン・スポルディング(カナダ)
2位 モンス・ロイズランド(ノルウェー)
3位 ロッコ・ジェイミーソン(ニュージーランド)
5位 木村葵来(日本)
17位 荻原大翔(日本)
22位 長谷川帝勝(日本)
25位 濱田海人(日本)
26位 宮村結斗(日本)
30位 飛田流輝(日本)
45位 木俣椋真(日本)
全結果はこちら
photo: FIS SNOWBOARDING