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パリ五輪の1年半後に控えるミラノ・コルティナ五輪に向けて今季初のFIS大会がチリで開催
2024.08.15
世界中を熱狂の渦に巻いたパリ五輪が終わりを告げたが、その開会式が行われた翌日7月28日から8月2日にかけて、南米チリでは1年半後に控えるミラノ・コルティナ五輪に向けて戦いの火蓋が切られていた。南半球のシーズン開幕から豊富な降雪に恵まれていた標高3,000m超のバジェネバドにて、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)主催のアンデスカップが開催。チリやアルゼンチンが中心だが、6カ国およそ40名のライダーたちが集結し、スロープスタイルとビッグエア競技が行われた。
強風に見舞われる難しいコンディションの中、スロープスタイル男子はワールドカップ転戦経験も豊富なアルバロ・ヤネス(チリ)が優勝、同女子は5シーズンぶりのコンテスト復帰となった24歳のアントニア・ヤネス(チリ)がビッグエアも制し、2冠を達成した。ビッグエア男子はこれまでワールドカップ出場経験がないヴァレンティン・モレノ(アルゼンチン)が優勝、ビッグエアでも3位と表彰台を射止める結果に。それぞれが高ポイントを獲得し、ワールドカップ出場に向けて大きく前進した。
今シーズンのワールドカップ・フリースタイル競技は、8月30日からニュージーランド・カードローナで行われるスロープスタイルで開幕する。
photo: FIS SNOWBOARDING