NEWS
2024年7月22日は観測史上地球がもっとも暑くなった日。24-25シーズンはどうなる?
2024.07.27
欧州連合(EU)の気象情報機関であるコペルニクス気候変動サービス(以下、C3S)によると、観測が開始された1940年以降、7月22日は世界平均の最高気温である17.15℃を記録した。これまでの世界平均の最高気温は昨年7月6日の17.06℃。7月21日の時点で17.09℃を記録していたため、2日連続の記録更新である。
この記録的な暑さは、南極大陸の大部分で平均気温を大きく上回ったことに関連していると、C3Sは分析している。世界の年間平均気温の最高値は、6月下旬から8月中旬の間にいつでも発生する可能性があるとし、昨年は8月4日に世界平均気温の2度目のピークに達していたことから、今夏に再び記録更新の可能性も示唆している。
これを受けて、2024年は記録的暖冬になるのか?という話題にも触れられているのだが、ラニーニャ現象がいつ発生し、どの程度強まるかによって大きさ左右されると、C3Sは見解を示している。
photo: Simon Berger