7月21日、チリのスノーリゾートに衝撃が走った。ゲレンデ営業中に大きな噴煙が上がったのだ。スノーボーダーやスキーヤーたちはもちろん滑走中。恐怖におののいたことだろう。
場所は首都・サンティアゴから南におよそ780kmに位置するプコン。標高約2,800mのビジャリカ火山を臨むスノーリゾートだ。富士山と同じく成層火山で、現在は活動が活発化していると、アメリカのスノー＆マウンテン情報メディア「UNOFFICIAL NETWORKS」は報じている。
ビジャリカ火山は7月10日に噴火が報告されており、火山灰は600m超の高さまで達した。火山は基準以上の活動レベルを示しており、危険区域は火口中心から半径2,000mに設定されているそうだが、それでも営業していたことが日本人としては不思議でたまらない。幸いにも、今回の噴火により被害を受けたスノーボーダーやスキーヤーの情報はないそうだ。