米オレゴン州マウントフッドのサマーキャンプ「HIGH CASCADE SNOWBOARD CAMP（以下、HCSC）」が開幕。6月16〜22日にかけて、ショーン・ホワイト率いるWHITESPACE（ホワイトスペース）による第1弾のシグネチャーセッションが行われた。
現在の日本は人工芝を用いたオフトレ施設が充実しているため、トリックを学ぶために海外へ行くことが理解できないという人も多いだろう。過度な円安水準のため、なおさらだ。
しかし、ひと昔前はHCSC以外にも複数のサマーキャンプがマウントフッドで行われており、多くの日本人ライダーたちが海を渡っていた。そこで得られるものは技術の習得だけではない。フリースタイルの本場・北米で醸成されている文化価値を体験し、吸収できるから。さらに、今回のセッションで言えばショーンと一緒に滑れて、スケートボードやドッジボールまで楽しめるという、夢のような体験も実現できるわけだ。
コロナ禍の渡航制限が解除されてから、伊藤藍冬や柿本優空ら少数ではあるが、世界に名を馳せたい日本の若手ライダーたちも毎年のように参加しており、チャンスを手繰り寄せている。こうした動きにも注目していきたい。