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カリフォルニアが冬に逆戻り。5月5日に60cm超のパウダースノーが滑れる夢物語
2024.05.07
アメリカ・カリフォルニア州と言えば、連日報道されている大谷翔平が所属するドジャースの本拠地、ロサンゼルスを思い浮かべるという人が多いのではないだろうか。5月のロサンゼルスは晴天が多く、平均気温も14〜23℃と過ごしやすい。野球をプレーするにも観戦するにも快適な時期である。
東京の5月の平均気温は15〜23℃と、ロサンゼルスとほぼ変わらない。カリフォルニア州の面積は日本の1.1倍なので、こちらも近しい数値だ。では、日本の雪山でこの時期に60cm超のパウダースノーが滑れるかと問われれば、声を大にしてノーである。
しかし、カリフォルニアはスケールが違った。同州で営業を続けているスノーリゾートは、マンモスマウンテンとパリセーズ・タホの2箇所なのだが、5月5日、冬に逆戻りした。マンモスマウンテンでは24時間で12インチ(約30cm)、パリセーズ・タホでは同じく24時間で26インチ(約66cm)の降雪を記録したのだ。ロサンゼルスからマンモスマウンテンまでは車でおよそ6時間(約500km)、パリセーズ・タホまでは車でおよそ8時間半(約800km)の距離に位置する。5日は日曜日だっただけに、多くのスノーボーダーやスキーヤーたちがパウダーライディングを楽しんだことだろう。
ネバダ州リノの国立気象局は、近年としては異例となる5月に冬季気象警報を発令した。