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世界一のブッ飛び王決定戦「WORLD QUARTER CHAMPIONSHIPS」で片山來夢がアワード受賞

2024.05.06

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日本ではGWの後半戦に突入した初日の5月3日、時差はあるもののアメリカ・カリフォルニア州マンモスマウンテンでは毎年恒例のイベント「WORLD QUARTER CHAMPIONSHIPS」が開催された。昨今では珍しい正面クォーターパイプを舞台として行われる本イベントはタイトルに綴っているように、“ブッ飛び王”決定戦と言って語弊はない。アメリカを代表する専門メディア「SLUSH THE MAGAZINE」が主催していることもあり、世界中から名だたるライダーたちが一堂に会する。我が日本からは佐藤秀平、片山來夢、相澤亮らが参戦。ハーフパイプのコンペティターとしての経歴を持つ秀平と來夢による芸術的なコラボトリックや、トランジションのイメージがまったくない亮なのだが彼らしさが際立つアクションなど、それぞれが個性を最大限に発揮し、存在感を示した。
その中でも2022年の同イベントを制している來夢が、本イベントでも主役の座に。特大のメソッドエアやマックツイストなどを華麗に決めて参加ライダーやオーディエンスを大いに盛り上げ、NIXON BEST TIME AWARDを獲得したのだ。この賞はイベント中に“ベストタイム”を出したライダーに贈られるというもの。タイムレースではないので、日本語でいうところのベストタイムとは異なる意味合いだ。同賞のウィメンズ部門には、來夢が生まれた頃に第一線で活躍していたシャノン・ダン・ダウニング(アメリカ)が選ばれるという、フリースタイルスノーボーディングの歴史の流れを感じられる幕切れとなった。
今大会のチャンピオンには、男子がヴァレンティノ・ギュゼリ(オーストラリア)、女子はエリー・ワイラー(アメリカ)が輝いた。

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