BACKSIDE (バックサイド)

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日本人として14年ぶりに村瀬心椛と濱田海人がSALOMONグローバルチームに加入

2024.01.11

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昨年12月、米コロラド州カッパーマウンテンで行われたFIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップ(以下、W杯)女子ビッグエア最終戦、優勝が決まったウイニングランで女子史上初となるCABトリプルコーク1440をメイクし、大きな話題を集めた村瀬心椛。そして、北京五輪男子スロープスタイルにてファイナル進出を果たし、独創的なラインどりで注目を集めた濱田海人。破竹の勢いで成長を続けるふたりの日本人ライダーが、SALOMON SNOWBOARDS(サロモン スノーボード)のグローバルチームへの昇格を果たした。2009年に中井孝治が加入して以来、14年ぶりとなる。
昨年9月、女性史上初となるBSトリプルコーク1440を成功させた動画を自身のSNSに投稿しているのだが、そのとき搭乗していたボードはすでにSALOMON。しかし、スポンサーをメンションしているキャプションにSALOMONは入っていなかったため、業界内は騒然としていた。そして、昨年末の発表に至ったわけだ。
「以前からカッコいいブランドだと感じていたので、SALOMONに乗りたいという強い思いがありました。スノーボードはもちろんですが、ファッションなど、ほかのジャンルにも力を入れているブランドなので、その点もカッコいいと思っていました。すでにイケてるブランドですが、自分の滑りでもっと盛り上げられるようなお手伝いができるように頑張りたいです!」と、弊ウェブマガジン独占で語ってくれた。
今月26日から米コロラド州アスペンで開幕する真冬の祭典「X GAMES」には、ビッグエアとスロープスタイルの2種目に招待ライダーとして出場予定だ。すでに今シーズン、2戦出場したW杯ビッグエアでは連勝しており、向かうところ敵なし状態の心椛。SALOMONにまたがった彼女の空中遊泳にご期待いただきたい。
また、海人は今年の10月にSALOMONから発表されたチームムービー『FIKA』に出演。スイッチBS540のテール・トゥ・メソッド・トゥイークなど独創的なトリックチョイスを武器に、数々のインターナショナルライダーたちに引けをとらないライディングを披露していた。また、11月にはオーストリア・インスブルックで開催された世界最大級のストリートコンテスト「ROCK A RAIL」に出場し、彼の放ったBS450オン・フェイキーアウトがリキャップ映像にも取り上げられるなど、海外シーンにもその名を轟かせているわけだ。
「北京五輪での活躍はもちろん、海外でのイベント、シューティングへ積極的に参加したことで、彼の技術やスタイルがチームから認められた」とSALOMON JAPANはコメントしている。グローバルチームに所属することにより、さらに活動範囲が広がる海斗の今後の動きからも、目が離せない。

photos: Akira Onozuka

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