BACKSIDE (バックサイド)

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名作『THE ART OF FLIGHT』の40m特大ジャンプに挑んだセージ&ベンの感動秘話

2023.12.11

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セージ・コッツェンバーグとベン・ファーガソンが130フィート(約40m)の超特大ジャンプに挑む生動画が衝撃的すぎるので、ここ日本でもシェアしたい。トラビス・ライスが主演・監督を務めた名作として知られる、2018年に発表された『THE ART OF FLIGHT』で収録されているロケーションなので、おそらく目にしたことがあるという読者諸兄姉も多いはずだ。気になるという方はRed Bull TVで公開されているので、42分8秒からのシーンをご覧いただいてから、本記事で紹介する動画をご視聴いただきたい。
セージとベンが挑んだのは、定かではないが彼らが使用しているプロダクトを見るかぎり、おそらく2019年。THE ART OF FLIGHTがリリースされた翌年である。あまりの恐怖心からなのだろう。ジャンケンでファーストジャンプが決められベンが最初に挑むわけだが、彼は前年の平昌五輪ハーフパイプで4位になるなど、コンペティターとしても活動していた。なので、撮影された年が合っていれば100%バックカントリーにフルコミットし始めた最初のシーズンということになる。
チャレンジ1本目、超高速でアプローチするとGで潰されてしまっているのだが、トッププロの技術を持ってしてもひと筋縄ではいかないギャップジャンプだということが手にとるようにわかる。その後もベンは、パウダースノーとはいえ幾度となくランディングバーンに叩きつけられ、ジャンプの大きさを鑑みると相当な衝撃を受けていたはずだ。
ベンよりもひとつ年上であり、ソチ五輪スロープスタイルで金メダルを獲得してからはバックカントリーでの撮影活動に注力している先輩格にあたるセージは、失敗を繰り返すも先行してBSダブルコーク1080ノーズをメイク。撮影クルーの雄叫びが裏山にこだまする。そして続けざまに同じくBSダブルコーク1080なのだが、ノーズからテールの2グラブと難易度を上げて決めてみせたのだ。
仕事をきっちり終えたセージと、残業となってしまったベン。経験値の差もありながら、その後も黙々とひとりでトライ。その結末は……思わず胸が熱くなること請け合いなので、5分あまりの本ムービーを観て、そして、感じてほしい。

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