さる11月17、18日、世界一過激なストリートイベントとして名高い「DIYX STRT JAM」が4回目の開催を数えた。主催は創造性に富んだ破天荒なライダーとして知られるイーサン・モーガン。そのイーサンは本記事のアイキャッチ画像を飾っているのだが、中世の城からフルオーリーでドロップして魅せた。ほぼフラットな雪面に弾かれた直後、「キン◯マを強打したんだ。キン◯マが痛い」と主催者自らオーディエンスを沸かせるヒトコマも（笑）
毎年進化を遂げている本イベントは今年、オーストリア・インスブルックから22kmほど離れたゼーフェルトに位置する中世の城が舞台となった。今大会は「DIYX CSTL JAM 2023」と銘打たれ、イーサンに招かれた世界中のクリエイティブライダーたちが一堂に会して行われた。
DIYXとは「Do It Yourself X-treme」の略称になっており、“エクストリームをDIYしようぜ”というメッセージが込められている。それだけに、これまでも想像を超えるロケーションでストリートコンテストが行われてきたわけだが、映像をご覧いただければわかるように、今年はさらにパワーアップ。マジックキャッスルと名づけられた城からプロスノーボーダーたちが個性を放ちながら続々とドロップしてくる様は、常軌を逸している。
残念ながらリキャップムービーには採用されていないのだが、日本からは山根俊樹が参戦。「あんなにブッ飛んで、叫んで、心が震えるのは、このイベントがスノーボードの本質をついているからだ。とも思う」とSNSで綴っている。
スケートボードやパーティーシーンも含め、世界一破天荒なストリートイベントを通してスノーボードの本質を感じとってほしい。