11月24〜26日にかけて、オーストリア・インスブルックで2回目となる「SNOWFEST IN INNSBRUCK」が開催された。このタイミングに合わせてチロルには寒気が到来したようで、東京・渋谷の代々木公園で行われた「東京雪祭SNOW BANK PAY IT FORWARD」のジブバトルでもそうだったように、熱きスノーボーダーたちが歩みの遅かった季節を後押しし、冬を呼んでいるかのように感じさせる。
このイベント内で行われている世界最大級のストリートコンテスト「ROCK A RAIL」には、これまでも数々の日本人ライダーたちが参戦してきた。コロナ禍以前の2019年大会では女子3位にMiyonこと山口美英が輝き、昨年大会には山根俊樹、秋山耀亮、SUICAの愛称で知られる石原晴菜が出場。日本人ライダーの存在感を示してきた。
長さ37m、幅17m、高さ10mの足場を組んで行われる恒例となった世界最大級のストリートコンテストは24日に行われ、今大会には北京五輪スロープスタイルで独創性の高いラインを刻み世界中にその名を轟かせた濱田海人が出場。藤森由香の夫であるヘンリー・ジャクソンがMCで盛り上げるシーンから始まるリキャップ動画で取り上げられているように、オーストリアの地でも爪痕を残した。
結果は、レオン・ギュトル（ドイツ）とパット・ファヴァ（アメリカ）の両名が優勝。レオンは「たくさんのいいライダーが参加していて、雰囲気がとてもよかった」と語り、パットは「今まで出場したストリート大会でもっともクレイジーなファイナルだったよ」とコメントしている。女子は、BEYOND MEDALS最新作『CASINO』に紅一点で出演を果たしているヘナ・イコラ（フィンランド）が頂点を極めた。
 
男子結果
1位　レオン・ギュトル（ドイツ）
1位　パット・ファヴァ（アメリカ）
3位　オイビンド・カークフス（ノルウェー）
 
女子結果
1位　ヘナ・イコラ（フィンランド）
2位　パウラ・ベニート（スペイン）
3位　セリン・ラカタ（オーストリア）