BACKSIDE (バックサイド)

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8歳の小学2年生 武田理暉がスーパーパイプでFS900からBS540のコンボ成功

2023.11.04

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1990年代後半、当時のアマチュア最高峰だったJSBA(日本スノーボード協会)の全日本スノーボード選手権ハーフパイプ男子では、FS900が最高峰トリックのひとつだった。そうした時代にハーフパイプはオリンピックの正式種目に採用され、2022年の北京五輪で7回目を数えた。今では1440が飛び出す時代である。
その間、現在34歳のエレナ・ハイト(アメリカ)が13歳のときに女性初となるFS900を大会中に成功させ、今年2月に米コロラド州カッパーマウンテンで行われた「DEW TOUR」女子スーパーパイプで11歳のパティ・ジョウ(中国)が回転方向は異なるものの、より高難度なスイッチBS900を決めた。どちらも女性の記録にはなるが、昨シーズン、日本の小学2年生男子、8歳の武田理暉が岐阜・高鷲スノーパークのスーパーパイプにてFS900に成功したのだ。しかも、その後にBS540→FS720にまでつなげる完成度の高さだった。
8歳の平均身長は125〜130cmくらいなので、高さ6.7mのスーパーパイプはとてつもなく巨大な壁だろう。映像を観ればわかるようにボトムに弾かれた高低差を利用して回してはいるものの、それを差し引いても快挙である。
この少年、実のところ長野・諏訪に位置するプロショップ「COCOPALM」オーナーのご子息だ。サラブレッドであることに違いはないが、将来どのように成長していくのか。見守っていきたい。

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