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地球最強ライダー決定戦「NATURAL SELECTION TOUR」についに日本人が参戦か
2023.11.02
地球最強ライダー決定戦として名高い、バックカントリーフリースタイルの頂上決戦「NATURAL SELECTION TOUR(以下、NST)」の今シーズンのフォーマットが発表された。本戦は2024年3月10日(日)〜17日(日)の期間中、天候と積雪が安定した最適な2日間を選定し、全世界にライブストリーミング配信のもとで行われる。
開催地はカナダ・ブリティッシュコロンビア(BC)州レベルストーク。用意されたふたつのロケーションのいずれかで24名の招待ライダーたちが1対1で初日のバトルを行い、勝ち抜いた12名が翌日にもう一方の会場で対戦、チャンピオンを決定する。
選び抜かれたロケーションのひとつ目は、昨シーズンも行われたレベルストークのセルカーク・タンジャーだ。太平洋から直線で約460km離れた内陸山岳地帯のため、シーズン平均で12〜18mのドライスノーが降り積もる豪雪エリア。1978年からヘリスキーが行われている歴史があり、天候不良による運行停止が少ない、まさにNSTにうってつけの会場である。もうひとつは、レベルストーク・マウンテンリゾートのサイドカントリー。多種多様な自然地形がトップライダーたちを待ち受ける。
昨シーズンの結果に準じて、12名の招待ライダーはすでに決定している。男子はミッケル・バング、マイキー・シサレリ、ダスティン・クレイブン、ジャレッド・エルストン、ベン・ファーガソン、トースタイン・ホーグモ、ブレイク・ポール、昨シーズン王者のトラビス・ライスの8名、女子はキミー・ファサニ、ヘイリー・ラングランド、エレナ・ハイト、昨シーズン女王のゾイ・サドウスキー・シノットの4名だ。
残り男子4名、女子2名、計6名の枠をかけて、昨シーズンから導入された予選に位置づけられるNST DUELSが今シーズンも行われる。DUELSに招待された12名が1対1で対戦を行うことになるため6箇所の会場が用意されるのだが、その中に日本が入っているのだ。まだ出場ライダーは発表されていないため、日本人ライダー同士の対戦になるかどうかはわかりかねるが、これはNST初となる日本人ライダー出場を意味しているに違いない。國母和宏なのか美谷島慎なのか、はたまた……と想像が膨らんでしまうが、NSTからの公式発表を待ちたい。以外の会場は、スイス・アンデルマット、コロラド州クレステッドビュート、同ドュランゴ、同スカルプリッジロッジ、BC州レッドマウンテンが挙げられている。
日本のみロケーションが未定という点が気になるが、NSTからのさらなるアップデートを待ちたい。