先日、ニュージーランド・カードローナで世界初となるCAB1980を成功させて話題を集めた長谷川帝勝（たいが）が、またも世界中を震撼させることになる。15歳でスイッチバックサイド1800を世界で初めて成功させて全4方向1800（5回転）をそろえたわけだが、さらに半回転上げ、17歳で全4方向1980（5回転半）をメイクするという偉業を達成したのだ。史上初の快挙である。
早速、MONSTER ENERGY（モンスターエナジー）より公開された動画をご覧いただきたい。メイクした順に並べられているのかどうかはわかりかねるが、全4方向1800のときもスイッチバックサイドスピンが最後だった。1980に対する理解は及ばないだろうが、スイッチバックサイドスピンのテイクオフの難しさは想像できるはず。動画を見ればわかるように滞空時間が短いことは明らかなので、恐らくそういうことなのだろう。
レギュラースタンスの場合、バックサイドとキャブは右回転、フロントサイドとスイッチバックサイドは左回転となり、世界のトップランカーたちでも得手不得手が存在するもの。そのことを踏まえると、今回の偉業がいかにすごいことなのか十二分に理解できるはずだ。
これほどまでに世界初の記録を日本人が打ち立てているスポーツが、ほかにあるのか。スノーボーダー以外にもシェアしてほしいニュースだ。