北海道・ニセコユナイテッド全山1日券が9.500円と発表されると、いよいよ日本でも「リフト1日券1万円時代」が目前に迫ってきたと、スノーボーダーやスキーヤー界隈ではザワついたことだろう。しかし、あっさりと1万円を超えるゲレンデが出現。そのニセコエリアから見て羊蹄山を挟んだ反対側に位置する、ルスツリゾートだ。弊ウェブマガジンでは“サイドカントリー天国”としてオススメしている、日本が誇るパウダーヘブンである。
詳しく見ていくと、1日券の窓口購入が11,500円となっており、オンライン購入の場合は9,700円。なんと1,800円もの割引だ。オンライン購入を積極的に推すことで、チケット売り場の混雑緩和やスムースなゲートインを促進するという狙いが透けて見える。
だが、9,700円でも昨シーズン比900円もの値上げとなるわけだが、単純に物価の高騰や人手不足への対応というわけではなさそうだ。スノーリゾート界のアカデミー賞と称される「WORLD SKI AWARDS」において8度受賞している実績も踏まえ、名実ともに日本を代表するリゾートだからこそ、より体験価値のクオリティ向上や安全面での進化など、ユーザーの満足度アップに向けた戦略的な価格の見直しなんだとか。
とは言え、為替の影響により安く感じる外国人はさておき、日本人スノーボーダーにとっては死活問題なわけだが、ご安心を。昨シーズンに引き続き、ローカルや長期滞在者に向けた特別な前売りリフト券「25時間券+5」が、11月1日（水）〜12月8日（金）の期間限定で販売される。25時間券に5時間分が追加された、日付をまたいでも使うことができる1時間券が30枚入った、断然お得なチケットとなっている。
販売価格は25時間券と同額の大人で30,000円。1時間単価でちょうど1,000円だ。パウダー狙いで4時間滑った場合は、1日あたり4,000円。特集記事「SIDECOUNTRY HEAVEN」をご一読いただければ理解できるが、パウダースノーの質や量、サンドカントリーの開放率を鑑みれば、むしろ安く感じるのではないか。
しかも、このチケットを持っていれば、全時間を使い切ったあとでも、「トップアップ5時間券」を5,500円で追加購入することができる。1時間単価1,100円でシーズン中追加可能なので、滑れば滑るほどお得感が増していくというわけだ。
ルスツローカルはもちろん、道産子スノーボーダーや北海道トリップを考えている内地スノーボーダーのみなさん、早めのプランニングをオススメする。
 

最初にゲートを通過するとICリフト券から1時間分が減算され、その1時間内は何度でもゲートを通過可能。以降同様に1時間ごとに減算されていく。最初何時に通過したのか覚えておくことがポイントだ

 
前売りリフト券「25時間券+5」
▷販売期間: 2023年11月1日（水）〜12月8日（金）
▷販売価格: 大人（19〜64歳）30,000円、シニア（65歳以上）＆中高校生（13〜18歳）25,000円、子供（4〜12歳）15,000円
▷購入方法: ルスツリゾートホームページ内オンラインショップ（クレジット決済のみ）
▷発券方法: ルスツリゾートチケットセンター窓口、またはピックアップボックス（自動発券機）
▷公式ホームページ: https://rusutsu.com/advance-lift-tickets/