アメリカ時間の7月12日、スポーツ界のアカデミー賞に位置づけられている「ESPY賞」のテレビ放送が行われ、各賞が発表。大谷翔平が「MLB最優秀選手賞」を3年連続受賞したことで日本でも話題を集めたわけだが、スノーボード界ではアメリカのパラスノーボーダー、ザック・ミラーが「最優秀障害者スポーツ選手賞」に輝いた。
「私たちはESPY賞を獲得したんだ！ 忘れられない夜になりました。何よりもまず、投票してくれた人々に感謝したい。（中略）スノーボードは常に私の夢であり、それを中心に人生を歩んでこれたのはとても幸運なことです。しかし、私がそうすることができたのは、必要なサポートがあったからであり、決してあきらめなかったからです。スノーボードを始めてから15年になりますが、晴れやかで虹のようなことばかりではありませんでした。でも、こうした瞬間があるからこそ価値があり、人生で大切なものは栄光や成果だけでなく、私たちを結びつけ、私のような夢を叶えてくれる情熱なのだと気づかせてくれます」
ザックはこのように自身のSNSでコメントしている。
2022年の北京パラリンピックに出場し、世界選手権では5個のメダルを獲得するなど、ザックはその実力を確固たるものにしている。来シーズン以降の活躍にも期待したい。