昨年、野球の大谷翔平が日本人として初の「男子最優秀選手賞」、さらには「MLB最優秀選手賞」の2冠に輝き日本でも大きな話題を集めたスポーツ界のアカデミー賞「ESPY賞」。弊ウェブマガジンでは毎年お届けしているのだが、今年もスノーボーダーがノミネートされた。
昨年はアクションスポーツ部門で平野歩夢とスケートボードの堀米雄斗がノミネートされていたことで日本の横乗り界隈でも注目されていたのだが、今年は同部門のカテゴリーが撤廃。最優秀障害者アスリート部門で、ザック・ミラー（アメリカ）がノミネートされた。
米パラチームのザックはデンバー出身の24歳で、生まれつき脳性麻痺を患っている。昨シーズン、ザックは世界選手権バンクドスラローム・チーム種目で金メダル、デュアルバンクドスラロームで銀メダルを獲得。これまで世界選手権で5つのメダルを手中に収めている。昨年、北京パラリンピックにも初出場を果たした。
「ESPY賞にノミネートされたことを言葉で表現するのは難しいですね。私は15年前にスノーボードに恋をして、単純に自由さとそれが与えてくれる感覚が好きだった。今、自分の名前がほかの多くの素晴らしいアスリートと並んだノミネートリストに載っているのを見ると、いまだに信じられず、これから先も一生誇りに思えるでしょう！」というザックのコメントが、FIS（国際スキー・スノーボード連盟）のホームページに掲載されている。
7月12日（水）午後8時（現地時間）よりアメリカのテレビ局ABCで放送される。ちなみに日本からは、今年も野球の大谷がMLBプレイヤー部門にノミネートされている。