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アラフィフ世代のライダーたちが飛びまくり不朽の名作『ROADKILL』を再現すると?
2023.06.08
往年の名ライダーたちが共演しているムービー『MID LIFE CRISIS 3』をシェアしたい。ベテランスノーボーダーにとってはヨダレものに違いない不朽の名作『ROADKILL』を模した内容に仕上がっている。
5分に満たないショートムービーではあるが、NOFX『STICKIN’ IN MY EYE』に始まり、同『STRAIGHT EDGE』に終わる。まさにROADKILLのオープニングとエンディングに使用されている楽曲だ。
筆者(40代後半の編集長)にとっては、このサウンドを聴いているだけで滑りたくてたまらなくなるわけだが、オープニングに登場するブレイズ・ローゼンタールを覚えているだろうか。今はなき大手メディア「TRANSWORLD SNOWBOARDING」が初めて制作したビデオ『TRANSWORLD SNOWBOARDING VIDEO MAGAZINE Vol.1』のオープニングパートを飾り堂々たるデビューを果たすと、2000年代まで活躍。その後、長い休止期間を経て、現在ではCAPITA(キャピタ)とコラボレートしているSPRING BREAK SNOWBOARDS(スプリングブレイク スノーボード)からサポートを受けて活動している。今年5月に50歳を迎えたわけだが、想像以上にキレのあるライディングを披露しているのだ。
もう我慢できなくなったベテランスノーボーダーのみなさんはこの時点で動画を再生していただいても構わないが、もう少しだけお付き合いいただきたい。
ブレイズとともに本作のプロデュース&ディレクションを手掛けたチャド・オッターストロムは弊ウェブマガジンでもおなじみだが、ACADEMY SNOWBOARDS(アカデミー スノーボード)のオーナー兼ライダー兼チームマネージャーであり、現在46歳。チャドもまた年齢を感じさせない、クリエイティブなライディングで魅せてくれる。
さらに、ROADKILLには出演していないものの、同じ時代に雪上を駆けていたクリス・ローチが愛息とともに出演している点も見逃せない。年齢は非公表だが50代に突入した今もなお、息子に負けじと高さのあるフロントサイドグラブを披露。30年前の当時を知る者からするとたまらない瞬間である。
そして、エンディングに流れるクレジットの冒頭には、「デイブ・シオーネをはじめ、今も現役で活躍しているすべての人に捧げる!」とのメッセージが。デイブ・シオーネは元プロスノーボーダーであり、ROADKILLでメガホンをとった名監督だ。彼のセンスがあったからこそ、フリースタイルスノーボーディングが市民権を得るに至ったと言っても過言ではない。
能書きが長くなってしまったが、腰を据えて4分40秒の本作をご覧いただきたい。