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BURTONの新アパレルラインにして挑戦作「プライドコレクション」が発売開始

2023.05.27

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BURTON(バートン)が2022年にリリースを発表した新たなアパレルライン「プライドコレクション」のアイテムが、札幌、東京、長野、大阪のBURTON FLAGSHIP STORE 、横浜と軽井沢のBURTON STORE、またBurton.comで販売開始となった。「プライド」という単語は英語の一般名詞であり「誇り」や「自尊心」などを意味するが、セクシャル・マイノリティ(性的少数者)のパレードを指す言葉としても世界的に認知されている。
毎年6月は世界中でLGBTQ +に対する偏見への反対、またその多様性を認め、祝うパレードとして「プライドパレード」が行われる時期。日本でもプライドパレードは開催されているため、アイコンでもあるレインボーの旗や衣装を身に纏って街中を歩く人を見かけたこともあるのではないか。
このコレクションは、BURTONが2022年にLGBTQ +コミュニティの地位向上のために開催した「DESIGN YOUR PRIDEコンテスト」の優勝者である、“Happy Impulse(ロバータ・ホール氏)”とのコラボレーションコレクションとなっており、6月によく目にするようなレインボーの典型的なビジュアルとは一線を画するメッセージ性を持ったアイテムラインナップとなっている。ホール氏はアメリカを拠点とするLGBTQ +アーティスト兼政治活動家であり、鮮やかな彩りとポップカルチャー的要素をブラックユーモアに取り込んだような作風が特徴。コレクションの制作を振り返って、ホール氏は次のようにコメントを残している。
「BURTONからのオーダーは、“シャツにプリントするレインボーの何かを描いてくれませんか?”ではなく、“あなたらしいものを創ってね”というものでした。何かに虹をかける必要はなかったし、実際にコレクションのすべてを白黒で表現できたんです。“Happy Impulse”とは、人生における様々なくだらないことの中に喜びを見出そうとすることです。わかりやすくいうと“自分らしくいること”、そして、それを主張できることです」
 

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ホール氏が加わったBURTONのデザインチーム内では、レインボーのビジュアルを廃止するというアイデアによって、「プライド」についての真の表現とは何かを問う、新しい議論の機会が生み出されたという。結果、コレクションにラインナップされたのは、タイトすぎずバギーでもない、ちょうどいいフィットを得られるサイズ感のフーディーとTシャツ、5パネル構造とフラットバイザーで一般的なベースボールキャップとは趣向が異なるキャップの3アイテム。すべて、黒い生地に白いグラフィックが施されている。
「6月だからではなく、自分が本当に着たいと思えるものを創りたかったんです。なぜなら、私は日々発信しているし、クィアアーティストとして表現しているから。作品のメッセージは至ってシンプルです。ひとりの人間、 ひとりの仲間、そしてコミュニティのために立ち上がるひとりであるということ。あなたの友人やあなたの魂に宿る創造性のために、行動しましょう」
このようなメッセージが込められたプライドコレクション、詳細はBURTON公式サイトをチェックだ。

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