オリンピックでのメダルこそないが、紛れもなく世界トップランカーのコンペティターであるノルウェーのマーカス・クリーブランド。オリジナルトリックであるノーリーFSトリプルロデオなどを武器に、今シーズンはワールドカップに位置づけられている「US GRAND PRIX」ビッグエアと「LAAX OPEN」スロープスタイル、「X GAMES」ビッグエア、そして「FIS世界選手権」スロープスタイルを制した。スロープスタイルとビッグエアの2種目でバランスよく勝ったことで、事実上のトップであることを証明してみせたのだ。
そのマーカスが、地元ノルウェーのドンボスのドンキーレールで妙技を披露。FSボードスライドからスイッチダブルバックフリップのように縦に2回転している動画を、自身のInstagramにポストした。
これに対して先輩格にあたるマーク・マクモリス（カナダ）は「オッケー、でも待って……何これ？」とコメント。ハーフパイプ界の女王であるクロエ・キム（アメリカ）も「オーマイゴッド」とつぶやいた。
ボードスライドの状態からのレールオフになるので、正確には810オフということになるのだろうが、トリック名はどうなるのか。縦軸は強いがダブルコーク810オフと言えばいいのだろうか。そんな議論が巻き起こりそうなスゴ技をどうぞ。