BACKSIDE (バックサイド)

BACKSIDE (バックサイド)

https://backside.jp/news-1139/
29737

NEWS

ワールドカップ最終戦で長谷川帝勝がスロープスタイル初優勝。今季3勝目と大躍進

2023.03.27

  • facebook
  • twitter
  • google

スイス・シルヴァプラーナで行われていたFISワールドカップ(以下W杯)最終戦となったスロープスタイルで、長谷川帝勝が初優勝を飾った。今季はW杯と世界選手権のビッグエアをそれぞれ制していたため、3勝目ということになる。
 
序盤の2連ジブセクションから3連ジャンプへと続き、最後にはミニパイプが待ち構えているという独特のコース。ひとり2本のランが許されベストポイントで争われたファイナルで長谷川は2本目、CAB270オン270オフ→FSボードスライド810オフ→CAB1440ノーズ→スイッチBS1620インディ→BSトリプルコーク1800ウェドル→FS720インディというルーティンを見事成功。ほかのライダーたちを凌駕する回転数と圧倒的なスタイルで、唯一の90点台となる92ポイントをマークして完勝した。
 
大会直後のインタビューでは、「決勝1本目で珍しく(CAB1440が)ショートしてコケてしまったんですけど、2本目はいい気持ちで入れて『絶対にマクってやる」と思って臨めました。その結果としてスロープスタイルで初優勝できたのはうれしいです。今シーズンは世界選手権とワールドカップで3回優勝できたので、今まで頑張ってきてよかったなって思います。ありがとうございます」と笑顔で答えてくれた。
 
いっぽう、女子で唯一日本人として参戦していた鬼塚雅は5位に終わったが、スロープスタイルの総合で長谷川と同じく2位を獲得。今大会について鬼塚は「2個目のレールを攻めることができてよかったです。結果は5位でしたけど、自分自身が成長できる大会になりました。今シーズンは安定した滑りを目標にしてきて、安定した順位をとることができたので、来シーズンは底上げしていきたいです」と、確かな手応えを感じていたようだ。
 
女子優勝はジュリア・マリノ(アメリカ)。スロープスタイルで3連勝を飾り、文句なしの総合チャンピオンにも輝いた。
 
男子結果
1位 長谷川帝勝(日本)
2位 リアム・ブレアリー(カナダ)
3位 スヴェン・ソーグレン(スウェーデン)
11位 飛田流輝(日本)
14位 木俣椋真(日本)
16位 荻原大翔(日本)
23位 大塚 健(日本)
全結果はこちら
 
女子結果
1位 ジュリア・マリノ(アメリカ)
2位 テス・コーディー(オーストラリア)
3位 アンナ・ガッサー(オーストリア¥)
5位 鬼塚 雅(日本)
全結果はこちら
 
※ノーマルスタンス時のグラブ名で表記

photo: FIS SNOWBOARDING

RECOMMENDED POSTS