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誰でも楽しめる雪のウネリ「GORYU WAVES」を最後まで遊び尽くせ
2023.03.10
長野・エイブル白馬五竜のゲレンデ下部に鎮座する地形パーク「GORYU WAVES」の営業日が残すところわずか、3月12日(日)までとなっている。今シーズン様々なジャンルのライダーが訪れ、優雅にライディングを楽しんでいる姿をSNS上で目にした方も多いのではないだろうか。年齢やレベルにとらわれずにみなが楽しめる雪のウネリを作り上げるべく、フリースタイルとスノーサーフが調和されたスタイルが持ち味の藤田一茂がプロデューサーを務めた。コンセプトは「誰もが新しい発見をできる場所」──。
そんな同パークを舞台に、さる1月28日に開催されたイベント「SESSION & NOMADIK Presents FREESTYLE WAVES」は、まさにそのコンセプトが体現された一日となった。
滑り手の発想次第で遊び方が広がる地形パーク。その本領を誰よりも発揮できるのはやはり、クリエイティビティ豊かなライダーたち。どのポイントにどのラインで入っていき、どんな技を仕掛けるのか……。来場者たちはライダーたちの滑りをじっくり観察したり、彼らが滑り出すやいなや自分たちもドロップしてその後を追うなど、雪のウネリの楽しみ方を、言葉はなくとも彼らから教わっていたように感じられた。
イベント中には「キッズセッション with プロライダー」と題して、子供たちが藤森由香、広野あさみ、そして藤田一茂と一緒に滑ることができる時間も設けられていた。次世代を担うキッズライダーたちが板に乗れば誰でも楽しめる、というスノーボードカルチャーに触れられるひとときとなったことだろう。子供たちもライダーの滑ったラインを追いながら、思い思いに楽しんでいる姿が印象的だった。
GORYU WAVESのウネリにだんだんと慣れてきたのだろうか、午後にかけてライダーの後をピッタリついて滑る参加者が減り、思い思いのラインを刻む者が増えていた。会場全体のフリースタイル色が強まり始め、熱はそのままに、ナイター営業の時間帯で「NOMADIK Presents FREESTYLE WAVES」が開催されたのだ。
昼と夜とでは会場の雰囲気が異なり、より一層フリースタイル色が強まった印象を受けた。こちらのイベントはフォトセッションも兼ねておりナイター営業時間中はコース内にHOLY、ATWOSEE、SHOTA NAMBA、ITSUKIの4名のフォトグラファーが待機。彼らとともにベストショットを残した者にはNOMADIKから豪華景品のプレゼントがあるため、参加者のボルテージもマックスに。くもりだった日中よりも、ナイター照明でコントラストがはっきりした雪面の方が地形の凹凸を視認しやすかったこともあり、フォトグラファーの目の前でみな、渾身の一撃を繰り出していた。ハイスピードでバンクに当て込みアピールする者がいれば、サーフライクにターンを楽しむ者もいるなど、どんなスピード域でも様々な遊び方ができるGORYU WAVESの底力が垣間見えた時間だった。
前述のとおりGORYU WAVESの営業は3月12日までとなっており、営業最終日には来場者の写真をフォトグラファーが撮影し、後日その写真を受け取ることができる「LAST DAY PHOTO SESSION」が開催される。プロのフォトグラファーに自身のライディングを撮影してもらえる、またとないチャンスだ。
「PHOTO SESSION」概要
▷日時: 2023年3月12日 (日) 9:30~15:30
▷場所: 長野・エイブル白馬五竜 GORYU WAVES(とおみエリア)
▷参加費: 無料(要リフト券購入。ハイクアップ不可)
▷フォトグラファー: Ayako Niki / HOLY / Kazushige Fujita
text & photos: Yuto Nishimura(HANGOUT COMPANY)