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世界選手権ビッグエアで金メダルに輝いた長谷川帝勝が強さとクールさを示す。鬼塚雅は銀
2023.03.05
ジョージア・バクリアニで行われていたFISスノーボード世界選手権ビッグエアで、長谷川帝勝が金メダルを獲得した。
ひとり3本のジャンプが許され、回転方向の異なる2本のベストランの合計得点で争われるルール。帝勝は1本目から大技・CAB1800ウェドルを成功させて90ポイントを叩き出すと、続く2本目にFS1800インディを決めて87,25ポイントを記録した。トータル177.25ポイントとし、そのまま他を寄せつけずに逃げ切った格好だ。どちらもあえてのフラットスピンで5回転技を決めるあたり、帝勝の美学が垣間見られる内容だった。
女子の金メダルはビッグエア女王のアンナ・ガッサー(オーストリア)。1本目にCABダブルコーク1260でメロングラブを入れるという独自性の高いトリックで87.75ポイントを獲得すると、2本目にグラブは浅かったもののBSダブルコーク1080メロンをメイクして74.75ポイントとし、計153.25ポイントで優勝を飾った。
銀メダルを獲得した鬼塚雅は復調の兆しだ。1本目にFS1080メロンと3本目にBSダブルコーク1080ウェドルをしっかりと決めた。ローリー・ブルーアン(カナダ)や新進気鋭のミア・ブルックス(イギリス)らを抑えての表彰台には、大きな価値がある。
岩渕麗楽はSNSに投稿していたとおりケガのため、欠場となった。
男子結果
1位 長谷川帝勝(日本)
2位 モンス・ロイズランド(ノルウェー)
3位 ニコラス・フーバー(スイス)
6位 木俣椋真(日本)
9位 大塚 健(日本)
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女子結果
1位 アンナ・ガッサー(オーストリア)
2位 鬼塚 雅(日本)
3位 テス・コーディー(オーストラリア)
7位 浅沼妃莉(日本)
8位 深田茉莉(日本)
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