BACKSIDE (バックサイド)

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LAAX OPENパイプ決勝は悪天候のため中止。予選1位の平野流佳と小野光希が優勝

2023.01.22

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スイス・ラークスで行われている伝統の一戦「LAAX OPEN」。スロープスタイルとハーフパイプの決勝が同日開催で予定されていたのだが濃霧と強風のため、スロープスタイルは早々に現地時間の翌日へ順延が決定した。ハーフパイプは予備日がなかったのか、予定されていたスタート時間から1時間ほど遅らせるとアナウンスがあったものの状況は好転せず、さらに30分様子を見るという難しい判断が求められたが、現地時間の19時20分過ぎにキャンセルが発表された。
筆者はFISワールドカップのほぼ全戦をライブ中継しているJ SPORTSの解説を務めさせていただいているため現地映像を観ていたわけだが、悪天候にもかかわらず多くのオーディエンスが2時間近く待ち続けていた。出場ライダーたちも集中力をキープすることが難しかっただろうが、中止が決定すると、オーディエンスたちへの感謝の意を込めてだろう。ファイナリストたちによるトレインが始まったのだ。
アイキャッチ画像はレイバックを決めているヴァレンティノ・ギュゼリ(オーストラリア)を先頭に、平野海祝、スコッティ・ジェームス(オーストラリア)という豪華ライダーたちによる共演だ。ヴァレンティノと海祝が耳打ちしている映像が流れていたのだが、ふたりはほとんど間隔を空けずにドロップイン。連続してハイエアを繰り出すシーンがあったのだが、2番手だった海祝のエアは完全にフレームアウトしていた。ラークスの地でハーフパイプでのハイエスト世界記録を樹立したヴァレンティノ、その記録を北京五輪ハーフパイプで塗り替えた海祝。彼らの共演に、会場はもっとも湧いていた。
 

 
このようなケースでは予選の順位が公式記録として反映されるため、1位通過していた平野流佳と小野光希が優勝。今シーズンのビッグエア初戦で大塚健と岩渕麗楽が優勝したときに続いて2度目の、日本のアベック優勝となった。
 
男子結果
1位 平野流佳(日本)
2位 スコッティ・ジェームス(オーストラリア)
3位 戸塚優斗(日本)
8位 重野秀一郎(日本)
11位 平野海祝(日本)
13位 山田琉聖(日本)
19位 片山來夢(日本)
全結果はこちら
 
女子結果
1位 小野光希(日本)
2位 ウー・シャオトン(中国)
3位 マディ・マストロ(アメリカ)
7位 冨田るき(日本)
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