2008年を最後に惜しまれながらも幕を下ろした「X-TRAIL JAM」をご存知だろうか。ベテランスノーボーダーには言わずもがなであるが、毎年12月にシーズン開幕の風物詩として東京ドームで行われていた国際大会である。クォーターパイプとストレートジャンプ（当時はビッグエアと呼んでいなかった）の2種目で争われ、トラビス・ライスやテリエ・ハーカンセン、ショーン・ホワイトといったリビングレジェンドたちが名を連ねていた。
若年層にはピンとこないかもしれないが、この大会名を聞くと先述した時代が思い出されるという人も多いだろう。そして、あの興奮をもう一度味わえるのかもしれないと大いに期待しているに違いない。その大会名とはタイトルにも綴っているように、「NISSAN X-TRAIL e-4ORCE RAIL JAM」である。
レールジャム？と首を傾げた人は勘がいい。そう、なんと群馬・パルコール嬬恋に特設ストリートコースを用意して、雪が降り積もった街中を主戦場としているライダーたちを招聘し、一夜限りのストリートバトルが繰り広げられるというのだ。2015年まで東京・六本木で開催されていた「BURTON RAIL DAYS」以来、冬になると人目をはばかって画を残している表現者たちにスポットライトが当たるということだ。
2月18日（土）、極寒のパルコール嬬恋の夜がアツくなる。