11月中旬の3日間に渡り、オーストリア・インスブルックにストリートスノーボーディングの猛者たちが集結。初開催となった昨年の今頃、大きな反響を呼んだストリートイベント「DIYX STRT JAM 2022（Do-It-Yourself-Xtreme Street Jam 2022）」が帰ってきた。
ストリートを主戦場としているライダーたちは警察の目をかいくぐり、人目をはばかるようにして日常的に撮影を行っているわけだが、本イベントではあらゆるストリートスポットを多くのオーディエンスたちが取り囲んだ。そして、ライダーたちの一挙手一投足に会場が沸く。こうした最高の舞台において、レネ・リンネカンガスやゼブ・パウエルといった多くのライダーたちが最高のパフォーマンスを繰り出した。
主催のイーサン・モーガンは本イベントを終えて、SNSで次のように綴っている。
「先週起こったことを処理するのに、数日かかったよ。（中略）まずは、スノーボーディングにありがとうと言いたい。スノーボードは正しい方向に進んでいると、自信を持って言える。このイベントでやろうとしていることは、100％スノーボードがすべてだと信じることなんだ。パーティーで盛り上がり、ハードに滑り、クリエイティブかつ反逆者であること（後略）」
競技スノーボードが世間に広く浸透したことでいちスポーツとして定着したわけだが、元来、フリースタイルスノーボーディングは遊びであり、カルチャーそのものである。ストリートカルチャーに対する理解度は諸外国より乏しいかもしれないが、日本も盛り上げていこうではないか。