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女子ビッグエアもダブルコーク時代に突入。FIS世界選手権でアンナが満点!
2017.03.18
スペイン・シエラネバダで開催されていたFIS世界選手権のスノーボード最終種目となるビッグエア競技が行われ、アンナ・ガッサー(オーストリア)が女性初となるBSダブルコーク1080を決めて満点を獲得した。
ひとり3本の上位2ランの合計ポイントで争われていたのだが、アンナは3本目にこのトリックを決めて100点満点。1本目に決めていたCABダブルアンダーフリップ900と合わせて、189.5ポイントで圧勝した。演技スポーツにおける100点満点は稀であり、スノーボードでは2012年のX GAMESでショーン・ホワイトが記録したパーフェクトスコアしか記憶にないが、現時点における最高難度なトリックを完璧に成功させたとジャッジが判断した結果である。2位にはエンニ・ルカヤルビ(フィンランド)、3位にはシリエ・ノレンダル(ノルウェー)となった。
1月にアメリカ・コロラド州アスペンで開催されたX GAMESのビッグエアで、ヘイリー・ラングランド(アメリカ)がCABダブルコーク1080を決めて優勝したことは記憶に新しいだろうが、女子ビッグエア競技もついにダブルコーク時代に突入した。ピョンチャン五輪まで残されたおよそ11ヶ月間で、さらに熾烈なるトリック合戦が予想される。
男子は、BSトリプルコーク1440とFS1440を完璧にストンプしたステール・サンドベック(ノルウェー)が、トータル188.25ポイントを叩き出して優勝。2位にはクリス・コーニング(アメリカ)、3位にはマーカス・クリーブランド(ノルウェー)となり、FIS世界選手権スノーボード競技は幕を下ろした。
女子ビッグエア結果
男子ビッグエア結果