BACKSIDE (バックサイド)

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成長著しすぎるハイエストエア記録保持者・平野海祝が正式にBURTONチーム入り

2022.09.21

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思わず違和感を覚えてしまったが、それほどまでに急成長を遂げてオリンピックシーズンを駆け抜けたということである。
北京五輪ハーフパイプにおいてハイエストエア記録を更新し、順位以上に己のスタイルにこだわった姿勢に対してメダリスト以上の称賛を浴びた平野海祝。日本が誇る屋内ハーフパイプ、山梨・カムイみさかの天井にテールタップしたことが大きな話題になるなど世界中から注目を集めている最中、正式にBURTON(バートン)と契約を交わしたのだ。
2014年のソチ五輪で兄の歩夢が銀メダルを獲得したことを受け、当時小学5年だった海祝はその道を目指した。近年の競技レベルを鑑みると、本人も小学5年で始めることは遅く、まわりのレベルの高さに絶望したという趣旨のコメントを残しているほど、その挑戦は茨の道。オリンピックを統括するFIS(国際スキー・スノーボード連盟)のジャッジ基準はトリックの難易度を重視する傾向が強いため、すべてのエアで回転技を取り入れないとポイントが獲得できない状況下において、血のにじむような努力の末に多くのスピントリックを短期間で習得した。
幾多の困難を乗り越えて北京五輪ハーフパイプ代表の座を射止めると、海祝は水を得た魚のようにアプローチでの助走スピードをマックスに高める。銅メダルを獲得した初出場の「X GAMES」では、ファーストヒットで超巨大メソッドを放った。この瞬間、歩夢の弟としてだけでなく、Kaishu Hiranoの存在感を世界中に知らしめたことだろう。勢いそのまま、あの大舞台でハーフパイプのリップから7.4mの高さで宙を舞い、スノーボーダー以外も含めて世界中に衝撃を与えるとともに、スノーボード界の歴史を塗り替えたのだ。
それらを踏まえると、このタイミングでのチーム入りというのも合点がいく。4年後のミラノ・コルティナ五輪に向けて万全の体制で臨むことになる海祝の、今後の活躍からますます目が離せない。
 

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