BACKSIDE (バックサイド)

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ベン・ファーガソンが幼き頃に憧れた古きよき映像作品を目指す『FLEETING TIME』

2022.08.31

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平昌五輪ハーフパイプで4位になるなど、言わずと知れたコンペティターとして世界のトップに君臨したベン・ファーガソン。その後、競技の世界から身を引くと、「NATURAL SELECTION TOUR」で活躍するなどバックカントリーフリースタイルの世界に身を投じ、持ち前のライディングスキルを武器に大自然にアジャストさせる豪快かつ繊細な滑りで多くのスノーボーダーたちを魅了している。競技者を経て表現者として生きるベンは、2年の歳月をかけて制作されている映像作品『FLEETING TIME』の監督・主演を務めた。その予告編ムービーが初公開されたので、お届けしたい。
近年はコロナ禍ということもあり、待望のビッグプロジェクトと言える。超豪華な出演ライダーを紹介すると、マーク・マクモリス、トラビス・ライス、ダニー・デイビス、レッド・ジェラード、ミッケル・バング、ブロック・クラウチ、ヘイリー・ラングランド、ゾーイ・サドウスキー・シノット、ベンの弟であるゲイブ・ファーガソンら、ライディングスキルだけでなくその表現力にも長けた男女のトップライダーたち。彼らに加えて、日本からは片山來夢と平野海祝が名を連ねた。
そのうえで、カナダBC州ウィスラー、アメリカはワイオミング州ジャクソンホール、アラスカ州ヘインズ&バルディーズ、カリフォルニア州レイクタホ、アイダホ州マッコール、ベンのホームマウンテンであるオレゴン州マウントフッドと多数のエリアへ赴き、撮影を行った。さらに、先日SNSで話題となっていたが、山梨・カムイみさかの屋内ハーフパイプにベンとダニー、來夢、海祝が数日間に渡り出没していたということなので、本ムービーにみさかのフッテージも収録されているのかもしれない。
「『FLEETING TIME』の目標は、オレが幼い頃に観ていたようなクラシックなスノーボードムービーを作ることなんだ。このムービーはまさにそうした作品であり、時の試練に耐えて、次の世代にスノーボードに挑戦するキッカケを与えるものになってほしい。このムービーに出ている人たちは、みんな素晴らしいスノーボーダー。一緒にライディングするのが大好きな人たちばかりだよ」
ベンはこのように語っているのだが、本作品は近年、ライディング映像がSNSで大量消費されて終わってしまっているシーンに対するアンチテーゼなのかもしれない。
10月1日(土)にベンの地元であるオレゴン州ベンドを皮切りに、ワールドプレミアツアーがスタート。11月3日(木)から1週間限定で、RED BULL TVにて無料視聴の機会が設けられるようだ。その後、各プラットフォームでレンタルおよび購入が可能になる。
本日、世界中のスノーボードメディアが一斉にこのニュースを報じた。その事実が、グローバルシーン全体の期待感を表していることは間違いない。

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