日本時間の昨日、8月18日に業界内が一時騒然とした。世界の最新金融ニュースやマーケット情報を提供しているBloombergが、BURTON（バートン）が最大8億ドル（約1,080億円）で身売りを検討していると報じたのだ。
しかし、即座にBURTON JAPANのPR責任者から「記事はデタラメ」とメールでアナウンスがあった。その後、BURTON創始者であるジェイク・バートンの妻であり、現オーナー兼会長のドナ・カーペンターがSNSを通じて誤報を一蹴した。
「この会社をスタートさせてから、私たちが売却するという噂は常につきまとっていました。だから、ある年には“売り物にあらず！”というTシャツを作ったほどです。今回、私たちが売りに出されているという報道がありましたが、これも100％デタラメです。いつも言っているように、私たちは家族経営であり、これからも家族経営であり続けるのです。──ドナ・カーペンター（取締役会会長）」
また、Bloombergによる誤報を受けて、世界中のBURTONスタッフに向けて、ドナから次のようなメッセージがあったそうだ。
「約1時間前、Bloombergが『スノーボードメーカーのBURTONが8億ドルの売却を模索」という記事を掲載しました。私は個人的に、この報道はデタラメであるということをみなさんにお伝えしたかったのです。BURTONは絶対に売りに出されていません。
私たちがBURTONを立ち上げたときから、会社を売るという噂はありました。昔、展示会で『NIKEには売らない』というTシャツを作ったことがあるほどです。
今回の噂がどこから出たのか見当もつきませんが、完全なるデマです。真面目な話、何度も言っていますが、BURTONはこれからも家族経営の非上場企業であり続けます」
Bloombergはその後、ドナが売却方針を否定している旨を追記している。