1996年にブランドが創立され、8人の看板ライダーらとともに一斉を風靡。JPウォーカー、ジェレミー・ジョーンズ、ヨニ・マルミ、ヴィレ・イリ・ルオマ、BJライナス、デバン・ウォルシュ、クリス・ダフィシー、そして、創設者であるピーター・ラインの8人が立役者だった。その後、2004年にBURTON（バートン）に買収されると、2012年に終焉を迎えてしまった伝説のブランドといえば、弊サイトの読者諸兄姉であればご存知だろう。そう、FORUM SNOWBOARDS（フォーラム スノーボード）である。
今年6月下旬、「アメリカがざわついている。伝説のブランド『FORUM』の復活はあるのか？」と題した記事をお届けしていたのだが、先述した初期のチームメンバーであるFORUM 8のひとり、ジェレミーのSNSより正式に復活するとアナウンスされたのだ。
「FORUMが帰ってくる！ マイク・マッケンタイア（MACK DAWG PRODUCTIONS創始者）とピーター・ライン、そして、オレ自身がハンドルを握り、責任と感謝と謙虚さを強く感じているところだよ。FORUMを復活させ、スノーボードの進化と文化に貢献するため、オレたちと一緒にサポートしてくれないか？」と、ジェレミーはSNSを通じてコメントしている。
アメリカの専門メディア「SLUSH MAGAZINE」によると、ジェレミーやマイク、ピーターが家族や友人、同僚に送ったメールの中でFORUMの今後の計画について、次のよう説明していると報じた。まずは、同じ志を持つ仲間を集めること。次に、すべての人がそれぞれの目標を達成できるようにサポートし、後押しすること。最後に、スノーボードの楽しさと進化に貢献するためにベストを尽くすこと。以上の3点だ。
また、製品クオリティを最優先とし、これまでの教訓を活かしながらゆっくりと再成長していくとも伝えている。SNS上ではハッシュタグ「#TheMothership」を付けてFORUMの関係者がポストしていることから、CAPiTA（キャピタ）が有する世界最先端のスノーボードファクトリー「THE MOTHERSHIP」で開発されることが有力視されている。日本の輸入代理店は決まっているのか？ 日本人ライダーは誕生するのか？ 彼らと同じ志を持つ日本人の仲間が誰なのか、今から気になって仕方ない。