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豪州の人気ストリート大会がコロナ禍を経て規模を拡大「CATTLEMAN’S CUP」
2022.07.28
コロナ禍の2年間は中止を余儀なくされていたわけだが、オーストラリアの冬の風物詩と化していた人気ストリート大会「BURTON CATTLEMAN’S RAIL JAM」が生まれ変わった。マウントブラーのビレッジで14回に渡って行われてきた歴史に終止符を打ち、同リゾートのゲレンデ内で規模を拡大させての開催に踏み切ったのだ。
フロント/バックサイドの両方向に飛べ、ストレートに全越えも可能な46フィート(約14m)のヒップが用意され、7歳からエントリー可能なレース形式のイベント、さらに、ダウンレールとダウン・フラット・ダウンレール、フラット・トゥ・ドロップレールの3ウェイで行われたジブセッションまで、2日間に渡り開催されるビッグイベントへと昇華。タイトルを「BURTON CATTLEMAN’S CUP」と銘打った。
男子のグランドチャンピオンには、北京五輪ハーフパイプで巨大エアを放ち世界中を沸かせた17歳のヴァレンティノ・ギュゼリが、女子はジョージア・ニコルズ・オースティンが輝いた。また、ヴァレンティノはヒップヒーロー賞のメンズ部門も獲得。同ウィメンズ部門は、日本人の中井瑞希が女性唯一のバックサイド360を成功させて栄冠を勝ちとった。
ジブセッションでは、2019年のCATTLEMAN’S RAIL JAMを制したアンディ・ジェームスがレールルーラー賞をゲット。女子はグランドチャンピオンの双子の姉妹、ソフィ・ニコルズ・オースティンが同賞に選出された。
オリンピックイヤーの南半球はスノーボード熱が冷めきっていないことに加えて、最高の天気に2日間とも恵まれたようだ。そうした状況下において、トップライダーから一般スノーボーダーまで参加できる本イベントが盛り上がらないわけがない。