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南米チリのスノーリゾートは過去10年で最高の積雪を記録するも裏では災害が
2022.07.13
チリの首都・サンティアゴより車でおよそ2時間の距離に位置する、標高3,000m超を誇るスノーリゾート・バジェネバド。先週末に36時間足らずで1mもの降雪に恵まれ、さらに13〜14日にかけても豪雪予報が出ている。過去10年以上を振り返っても、最大の積雪量を記録しているようだ。
スノーボーダーにとっては恵みの雪だが、その裏ではアンデス山脈の峠で400人以上が車で立ち往生となる猛吹雪に見舞われた。バジェネバドから130kmほどは離れたロス・アンデスでは、警察と軍によりおよそ120人が救出されたが、200人超の人々が3,000m級の高地に取り残されたままとなっている。気温はマイナス10℃まで下り、1m以上の雪で道路が埋まった。
また、別の地域でも200人以上が立ち往生していると、警察官のヘクター・カストロ氏は語っている。